恋愛奇談

ご訪問ありがとうございますあくまでも私と彼女の恋愛記録、暇つぶしにご覧くださいませ 日常ブログ https://ameblo.jp/wizardofozisamazing/ twitter https://twitter.com/storytellerisam

プロローグ 出会い(追記)

第1話 病み垢

情報発信サイトtwitter、そこで僕らは出会った。twitterでは「病み垢」というものが存在し、日々のストレスの吐き出し場や気持ちの整理するためにアカウントを作っている人が多数存在する。昔は裏垢、などと呼ばれていたがどうやら今の言う「裏垢」はまた違った意味で使われているみたいだ。「病気垢」とはまた違い障害や精神疾患の有無問わず様々な家庭環境や学校関係の悩みを吐きだす場として使われており、いわばその子たちの「居場所」と化している。SNSかどうかは審議を問われるが、ダイレクトメッセージやいいね、リツイート機能(自分のタイムラインに気に入ったフォロワーにシェアする機能)、コメントなどコミュニケーションもでき今ではネットユーザーの低年齢化も伴いにぎわっているサイトだ。

 

中には自傷画像を載せたり薬を載せたりと見るだけで痛々しいなあって思うアカウントもあれば病んでいる人を装った出会い厨も存在する。自己承認欲求を満たすために奇異なリストカット(星を書いたり五芒星を書いたり、まるでタトゥーのような感じ。)をしてみたり、リストカットをする動画を上げたり、自撮り付きのタグ…などとにかくそこまでtwitterは色々な人に使われるようになったが故にもちろんこのような闇の世界も存在している。表があれば裏があるのは当たり前だ。

 

僕も彼女もそのアカウントでは気持ちの整理のために使っていた。ADHD,ASDなど当時僕はtwitter語り手のアカウントにて発達障害で頑張っている人を見て僕はここまで落ちこぼれて堕落的に生活してると思った僕は自分に嫌気がさしていた。何もできない、むしろ何もやろうとしない、全部自業自得だが…。複数アカウントを作っており、その中には現実世界での八つ当たりをするかの如く結構えげつないことをやっていたアカウントもあった。改めて心の余裕がないと人間ってここまで落ちるんだな…ということを実感した所存である。

 

そんな中で病み垢でお互い何か衝動的に意気投合してネット恋愛しては「私には荷が重すぎる」や「友達のほうがいい」などと振られ、ネット恋愛しては振られと、どん底に落ちていた。今となっては自業自得で黒歴史だが。元交際相手に別れたときに母親に向かって「もう死にます」なんて言ったことはもう黒歴史確定だ。それだけ自分は女々しい、そういう自分にも嫌気がさしていたみたいだが…。

 

…今考えてみると、当時の僕は恋人というより依存相手が欲しかったのだろう。とにかく僕は依存できる相手を頻繁に探していた。twitter自体そんな使い方をするべきものではない。でも僕は何か寂しさを感じていた。もう止められないという負のサイクル。まあこんなオーラ出している奴に恋人なんて現れるわけないだろう、なーんて思っていた。そんな気持ちがどんどん自分のことを沈めていく。深さは世界一の深さ、マリアナ海溝並みだ、というのは置いときまして、まあこんな感じで色々病んで依存相手を探していた。タグを利用し無差別に話しかけやすい人をフォローしまくる…無理だと思ったら切る…などね。

 第2話 事実は小説より奇なり

…そしてある時僕は後に彼女になるヒューマンのtwitterを見つけた。

タグに反応をし、そして彼女との運命の初コミュニケーションが始まる。

 

気持ちの整理に使っていた彼女のツイートにまず惹かれた。淡々と自分の憂鬱な気持ちをまるでツイッターに登場人物がいて、それをつぶやかせているような感じ。フォロバ(フォローバックのこと)が来たらすぐに衝動的に(悪い癖だが)ダイレクトメッセージでコミュニケーションをとることにした。そこで、色々お話をした。僕は彼女の魅力に惹かれていった。今考えると一目ぼれという現象なのだろう。

 

彼女自身恋愛にトラウマを持っており警戒心を持っているとのこと、それでも僕はアプローチをかけた。当時思い返せば出会い厨のような感じだったのかもしれない。もちろん彼女からは「その気持ちはありがたいけど過去に恋愛にトラウマがあるので語り手のことはlikeとしての好きだけれどloveではない」と振られたみたいだった。でも僕は今回そこまで悲しまなかった。なぜなら振られることに慣れてしまったしもしかしたらこの好きという感情が一過性だったのかもしれなかったから。それに完璧に振られるなら彼女のことをもっと知ってやろうというプライドもあった。でもその根底にはやはりloveとしての好きが働いていた。

 

関わって数日、僕らは会う約束をした。それがバレンタインデーの2日前である。その前日。僕が何度目の告白かわからない告白をしてようやく「語り手のことは好きだけど、好きの重さが違うので、同じ好きになるのは時間かかるかもしれないけど待ってもらえるなら…」とまあ付き合うことになった。

 

また気づいたことがあれば追記します

次の話へ続く

ps このブログは彼女と僕が共有しております。

次のお話は彼女目線からみた出会いのお話を書きます。